Wednesday, September 15, 2010

祖母のプレゼント 万年筆




高校生のクリスマスに祖母に買ってもらったノブレスという名前の万年筆。もう30年以上も前のことだ。母の実家に遊びに行って、プレゼントは何が欲しい?と云うので、コレがよい!とお願いして買ってもらったのだ。今でもその時の情景が昨日の事のように思い浮かぶ。ペンを手に入れたことよりも、買ってもらって喜んでいる私を見て、すごくすごく心から喜んでいる祖母を思い出す。そのことがとても印象的でいまだに覚えているのだ。

だから、その時以来、ずっと大切に使い続けている。筆のようなしなり方をするペン。

年季が入ってインクがスムーズに出なくなっていたので、修理に出した。いつか修理に出さなきゃと思いつつ出さないでいたが、やっと修理に出した。修理の見積りは、買ってもらった値段よりも高かったが、宝物なので躊躇なく修理をお願いした。

修理から戻って来てさっそくインクを入れて書いてみる。すらりすらりとインクが途切れることなく書けるようになっていた。修理内容を見るとペン芯などいくつかの部品が新調されていた。ペン先も曲げ直したとあった。

きっと、更に30年とか使い続けるのだろうなと思った。そして、また買ってもらったような気がして温かな気持ちになった。


-- kyosukehonda

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